本日深夜にある、リバプールとマンチェスター・Uのビッグマッチで名高い「ノースウェスト・ダービー」について。
イングランドで最も成功を収めてきたクラブ同士の対戦ということで、イングランド全体で最も熱いダービーとして知られています。
日本では、国を代表するチーム同士の試合という意味で「ナショナル・ダービー」とも呼ばれているほど、この2チームの試合には特別な意味があります。
この両クラブのライバル意識は産業革命の時代から存在していたとも言われていて、マンチェスターは工業都市として、リバプールは港湾都市として有名で「マンチェスターが作り、リバプールが売る」という言葉があったように、共存関係にあったみたいです。
ただ、1894年にマンチェスター運河が開通されてからは、リバプールの港湾都市としての機能が不要になったことで、リバプールの人々が仕事を奪われマンチェスターの人々への憎しみへとつながったみたいです。
それはサッカーになっても同様で、リバプールは1970年代と1980年代に、ユナイテッドは1990年代と2000年代に多くのタイトルを独占したことからも、歴史ある2チームのライバル意識はどんどん強くなっていきました。
主要タイトルの獲得数の比較としては
■国内リーグ
リバプール:19回 マンチェスター・U:20回■FAカップ
リバプール:7回 マンチェスター・U:12回■リーグカップ
リバプール:8回 マンチェスター・U:5回■チャンピオンズリーグ
リバプール:6回 マンチェスター・U:3回
とほぼ互角な成績。
2チームの対戦成績としては、プレミアリーグが発足されてからは、ファギー全盛期の影響で58試合で16勝14分28敗と大きく負け越しています。
一方で、クロップが就任してからは4勝7分2敗と勝ち越してはいますが、オールド・トラッフォードでは昨季の2−4で勝利した試合以外はほぼ勝てていない印象です。
注目ポイント2つ
①サラーの連続得点記録
先日のアトレティコ・マドリード戦で公式戦9試合連続のゴールを達成したサラーですが、この試合でのゴールとなれば10試合連続と自身の記録をさらに更新することになります。
ここ数試合異次元の活躍を見せているサラーですが、ユナイテッド戦でも得点を決めるとなるといよいよ全盛期のメッシやロナウドと同じレベルに近づくことになりそうです。(彼らはそれを10年以上続けているのですが、、)
②マンチェスター・Uの地獄の日程
先日のレスター戦で敗北となったユナイテッドですが、ここからのリーグ戦では
リバプール→トッテナム→マンチェスター・C→ワトフォード→チェルシー→アーセナル
と自チーム以外のBIG6と短期間で対戦することになります。
また、その間には重要なCLの試合が入ってくるため、ここで数試合でも落とすと一気にオーレさんのクビ問題が再浮上してくるでしょう。。
はい、ということで注目のノースウェスト・ダービーの歴史と注目ポイントに触れましたが、リバプールにとっても苦手なオールド・トラッフォードで2年連続での勝利となれば、チームとしても自信になると思います。
絶対!勝利を!!
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