8月に2025年6月までの契約延長をしたファン・ダイク。
昨シーズンはシーズン序盤で怪我をして出番がなかったファン・ダイクですが、今季は元気に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。
今回はそんなファン・ダイクについて、その凄さやこれから期待したいことを綴りたいと思います。
ファン・ダイクがリバプールに加入したのは2018年1月。
2017年の6月には個人合意までは果たしていたみたいなのですが、それがサウサンプトンにとっては「不正な接触」とされたみたいで、夏の移籍市場では残留となりました。
ただ、リバプールとしては長年不安定だったCBにプレミアでも圧倒的な存在感をはなっていたファン・ダイクがどうしても欲しかった。
その上で、多少の移籍金の上乗せはあったであろう当時のDFでは最高金額となる7500万ポンド(当時レートで約114億円)での獲得が実現しました。
当時はこの移籍金の高さには疑問の声もあがっていたようで、イングランドのレジェンドであるアラン・シアラーからも
「7500万ポンド? 彼にそんな価値はないよ。リバプールがセンターラインの強化に必死なことを知っていたサウサンプトンは言い値で交渉できたんだろう。相手が自暴自棄になるのは分かっていたはずだ。巧く交渉したと思うよ」
と批判されていました。
ただ、そんな批判が間違っていることが分かるくらいリバプールのディフェンスラインは安定するようになり、そのシーズンにはCLの決勝に進出し、その後のCL制覇、プレミア制覇へと繋がりました。
ファン・ダイクの凄さが分かるデータとして話題になったのはドリブル突破の記録です。
コミュニティー・シールドのマンチェスター・C戦でジェズスにドリブル突破を許すまでは、公式戦65試合で一度も相手アタッカーにドリブル突破を許すことがなかったというにわかには信じがたいデータまでありました。(ドリブルを許すだけでニュースになるのは世界中でもファン・ダイクくらいですね。。笑)
また、対人の強さだけではなく
・空中戦での存在感
・圧倒的なスピード
・読みの鋭さ
・右足から放たれるフィード
など、DFに必要なすべてのスキルをもっており、リバプールにとっても攻守両面で欠かせない存在です。
もし「世界最高のセンターバックは誰か?」という議論があれば、半分以上の方がファン・ダイクを推すほど世界的に見ても素晴らしいCBになりました。
唯一のウィークポイントとしては、年齢くらいですかね。。
ファン・ダイクが世界的に有名になったのはリバプールに加入してからであり、他の有名なCBと比較すると比較的苦労していたタイプなので、すでに年齢は30歳。
ただ、今のパフォーマンスを見ると多少スピードは落ちたとしてもその読みの鋭さでカバーできそうなので、あと5年はトップレベルで活躍してくれると思います。
昨シーズンは守備陣の怪我でプレミアは3位となりましたが、ファン・ダイクがフルで活躍してくれればリバプールの優勝が近づくと思うので、今後も期待しかないですね!
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